眩 しけもく

適当に思った事を吐き出すものです

孤独からの逃走に失敗した話

悩みの種が尽きない。凄く個人的な物だし自分の甘さがいけないことはわかっている。

 

 

僕は創作が好きだ。集団創作をしている所にもう7年ほど身を置いている(ネット上の関係でしかないけれど)。僕の人生において、『友人』を上げろと言われれば、その界隈の人を挙げるだろう。現実に友人がいない、という訳では無いがその界隈の人との方が明らかに仲が良いし交流が深いのだ。

 

僕は新しい人と関わるのが凄く苦手で上手ではないから、中学から高校、高校から大学へと進学し環境が変わる度に新しく人間関係を築くことがあまり出来ていなかった。とどのつまり僕には友達が少ない。数人、片手で数える程度の友達と呼べるであろう間柄の人物は思い浮かぶけれど、その人と連絡をとるのも数ヶ月に一度程度。その人も僕も淡白で自分の創作に熱中し出不精だから、頻繁に連絡を取り合っている訳ではないから何かの相談や愚痴を話したりするような親密さではない。世間一般の、普通の人の感覚で言えば『知人』程度の関わり方なのだろうと思う。僕にとっては何より大事なほぼ唯一の友人なのだけど。

 

閑話休題

その界隈にいる人はもう馴染めているしある程度の距離を掴むのもなれているのでそこは凄く居心地が良かった。けれど、最近はそこに行けていない。否、行っていない。

 

自分の創作がどうしても下手で稚拙で馬鹿らしいものに見えて仕方なくなった。同じ界隈の人の創作に嫉妬して、また他の人たちが創作に奥深くまで熱中しているのに何処と無く着いていく事が出来ない寂しさを覚えて、何となくきっと拗ねているのだと思う。スランプと、僕の精神的な余裕がすり減ってしまったのもあるのだろうけど。

 

少し現実が忙しくなり、コロナで減っていた人との対面したコミュニケーションが増えてきた。僕は人が多いところにいくのが苦手だしほぼほぼ初対面と言ってもいい人の中で何かをするのが酷く億劫で心がすり減ってしまう。話をしようとすれば出来るし声をかけることも出来なくはない、のだけれどどうしても顔が赤くなってしまったり体が震えてしまったり。話し終わったあとはきまって不安でどうしようもなくて泣いてしまうし自己嫌悪で脳みそが埋め尽くされてしまう。職場へ、学校へ行くだけでもかなり心が消耗されてしまって、なかなか創作へ熱中することができなくなっていた、と思う。たぶん、恐らく。創作できない理由をそれに押し付けるのは凄くすごく汚い事だけど、少しくらい言い訳させて欲しい。辛くて不安で仕方なくて、それを理解して一緒にいてくれる現実の友人はいないのだ。相談出来る相手がいないのだ。

 

また閑話休題。集団創作、といってもTwitter企画のようなもので。そこで発展している所謂うちの子・よその子の話の話が繰り広げられている間に入り込むのが少し出来なくなってしまった。自分から声をかけて関係を築いて言ったり、発話したりシチュエーションを考えて投げる、というのが凄く怖くなってしまった。思い浮かばなくなってきてしまった。考えることが、人とのそういった好きなことでのコミュニケーションすらもが厭わしくなってしまった。一日の余暇のほとんどを自己嫌悪とそれを解消するための甘やかしとリラックスに消費してしまって、上手く出来なくなってしまったのだ。

 

少し創作から離れてみたらどうか、とも考えたけれど、創作で繋がっている界隈にしか居場所がないのだから、その界隈から離れてしまえば上手く息が出来ないのも孤独に苛まれてまた不安になってしまうのも容易に想像出来るし経験済みだ。創作をしていなければ、創作をしなければ、創作を好きでいなければ僕にとって居場所はない、安寧も楽しいも幸せもないのだ。

 

 

好きでいなければならない、という考えに変わった時点でもう手遅れでお察しなのだが、その頃にはもう何も楽しくなかった。創作も音楽を聞くのも絵を描くのも、美味しいものを食べるのもなにかの作品にふれるのも。全部楽しくないのだ。全部辛いのだ。何をしていても涙が勝手にじわりと滲むのだ。

 

今は創作ができていない。結果として今僕は界隈から離れて死ぬ準備をしている。

界隈のうちよそ談義は今こうしている間にも進み、世界は動き進行している。

僕は少し、ほんの少しだけ足を止めてしまった。それだけでもう、終わりなのだ。

ついていけなくなってしまった。置いていかれてしまった。否、進めなくなってしまった、そばにいれなくなってしまった。

 

 

酷い孤独感と焦燥感と希死念慮ばかりが頭を占めている。界隈にいれない僕は孤独に呑まれてしまって、もう発狂寸前なんだと思う。

お酒を飲んでODをしてアームカットをして、頭の中から希死念慮を無理やり追い出して楽しいふわふわで頭を埋めつくして、生きる恐怖と死ぬ恐怖を無理やり頭から追い出している。

 

辛いのだと、寂しいのだと、話せる友人が居ない。

界隈の人にも親にも迷惑をかけたくない。声をかけてくれる人はいるけれど、かまってちゃんをしているようで僕の事が気持ち悪くて仕方ない。僕が僕を許せない。だから、1人で頑張って乗り越えるのだ。1人で生きれるようにするのだ。

 

 

心に余裕が出来たら、また界隈に戻れるかなと少し考えている。創作を出来るようになれば、迷惑かけずに界隈にいれるはずだから。

 

それまで生きているか分からないけれど。